
例の仮面舞踏会のプレゼントなんだけどさ、
昨日(2月26日)ほら、一応さ、
まあもらえるものならもらっておこうか・・・・みたいな感じでね、少し早め、18:30頃にINして王城に行ったのよ

どうやら19:00過ぎにならなきゃプレゼントは貰えないみたいなのよ
まあパーティーが始まったら貰えるって書いてあったから仕方ないんだけどね、
ちょうど昨日は夕方用事があって外出しなければいけなかったのよ、
まあパーティの終わる20:00までには余裕で帰ってこれる計算だったんだけどね。
結論を言おうダメだ、間に合わなかった!
っていうかギリギリセーフなつもりだったんだけどダメだった(泣)
パーティ・イズ・オーバー!!
一応、門番にさりげなく渡してみたりしてw
くそ〜 イジワル門番め
一体どんな仮面がもらえたんだろうね〜 気になる〜
イジワルといえばこんな話を思い出したわあたしが小学校の四年生の頃だったかなあ〜
毎朝ね、朝の会で
「その日の学級目標」みたいなのを決めるのよ、
例えばね、
「廊下を走らない」とか
「忘れ物をしない」みたいな感じのね、
って言うか「忘れ物をしない」って言うその日の目標は頑張って忘れ物をしないように気をつけたところで、忘れ物をすでにしてしまっている場合、状況は一切変わらないって事に今気がついたしw
で、とにかくその日の目標を破ったら罰として
運動場10週っていうルールがあったのよ。
「その日の目標」ってのは朝、毎日出席番号の順番の子が決める事になっているの、
まあ小学四年生のガキなわけだからそう独創性のある目標ってのが新しく提案される事なんてめったになく、
大抵はありきたりな「廊下を走らない」とか「授業中は静かにする」だとか「人の悪口を言わない」みたいなのを
適当にローテーションしてるだけって感が強かったかなあ。
そのありきたりの目標の中に
「人の嫌がる事はしない」って目標があるのよ。
でもさ、
「人の嫌がる事」って基準があいまいじゃない?
みたいな感じで少し議論になったのね、
結局学級会で話し合った結果、
嫌がる事をされている人が
「やめてください」って意思表示した時点でそれが人の嫌がる事。
と定義されたのよ。
で、まあその日の目標的には
「やめてください」と3回言われたらアウト、
つまり運動場10週という過酷な試練が与えられるわけなの。
あたしがいた学級に
「戸田君」って子がいたんだけど、まあちょっとイジワルな子なんだけどね
イジワルだから結構みんなにも嫌われているのよ
例えばどんなイジワルをするかと言うと
●シャープの芯を盗む 芯を折る
●消しゴムのカスを人の頭に乗せる 背中に入れる
●椅子の上に画鋲を置く 上履きの中にも入れる
●すぐ唾を吐く 他人の持ち物をなめる
●鼻くそを常にほじっては人の衣類や持ち物になすりつける
歳相応のしょうもない悪さといっちゃそれまでなんだけどね、
とにかく感じが悪かった事は確か。
「人の嫌がる事」って目標が定められようが彼は関係なく人に嫌がらせをするわけなのよ。
「やめてください」
洋子は戸田の顔をきっと睨みつけながら言った。
それでも戸田は無言でビニールのポリ袋につめられた鉛筆の削りカスを一つまみしては洋子の頭にふりかけ続ける。
「戸田君 やめてください! もう二回だからね!!」
洋子の絶叫のような声が響くと同時に戸田は袋の削りカスを右手一杯に持てるだけ持って洋子の顔面めがけて投げつけた。
体中削りカスだらけになった洋子はその場に座り込み大声で泣き始めた。
騒ぎに気がついたクラスメイトたちが一斉に戸田の回りに輪を作る。
さすがに今回の嫌がらせは度を越している。
「戸田君! なにしてるのよ! あやまりなさいよ!」
洋子の親友でもあり、気の強いしのぶが戸田に詰め寄った。
「うるせーブスども!」
戸田は床に散らばった削りカスを周りの人だかりに無差別に狂ったように投げつけまくった!
「やめてください」 「やめてください」「やめてください」 「やめてください」
「やめてください」 「やめてください」「やめてください」 「やめてください」
「やめてください」 「やめてください」「やめてください」 「やめてください」
周りの人だかりは各々「やめてください」とニヤニヤしながらつぶやき続け逃げまわった。
そして帰りの会の時間に・・・・
「判決! 戸田君は運動場380週」
学級委員長の清水は申告のあった戸田から受けた嫌がらせ行為の集計結果に基づき発表した。
運動場380週・・・・・
教室内は一瞬だけざわつき、すぐに平静の、いや平静以上に静まり返っている。
「戸田君! ちゃんと守りなさいよ!」
しのぶは一番後ろに座っている戸田を自分の席から身を乗り出して振り返じろりと睨みながら言った。
学級委員の清水もそれに続く:
「戸田君は今日から毎日一日10週、これを38日間行ってください」
「戸田君 いいですか?」
戸田は清水から顔を背けたままふてくされた表情で窓の外を何かブツブツ言いながら見ていた。
そしてその日、戸田は見張りの目をごまかし運動場を走らずに帰宅した。
翌日戸田が登校すると当然のように吊るし上げが始まった。
「どういうつもり?」「にげるなよ」「あんた男でしょ?」「卑怯者!」
考えうる悪口を皆一通り言った後、結局戸田は本日放課後に昨日の分とあわせ20週運動場を走ることで一旦落ち着いた、
さすがに今日は放課後戸田に逃げられないよう万全の対策が練られた、
帰りの会終了と同時に戸田の脇を押さえる者、ドアの外で待機する者、靴を先に隠しに下駄箱へダッシュする者
役割分担は万全だ。
戸田は観念したように清水やしのぶ達に校庭に引き立てられていった。
「さあそんじゃあ20周!」
しのぶの号令と共に戸田はしぶしぶノロノロと駆け足を始める。
郊外の学校なので運動場は野球とサッカーがお互いに干渉無しに同時に使用出来るほど広い、
1周800mとして20周で16キロ! 正直小学生にはかなりきついと思われる
ちょっとしたイベント気分で見物に来ていた生徒達もただ走る戸田を見るのに飽きたのか
次々と帰っていき戸田がズルしないように見張るのも清水としのぶだけになった
そんな清水も
「塾があるから」
とそそくさと帰っていった。
ちょうど秋が深まってきていた時期、5時を半分も過ぎると日差しがかなり傾いてくる
その時点でまだ10週も終わっていない
しのぶはボ〜っとしながらただ真っ赤な夕焼けの空の下、長い影を作りながら走る戸田の姿をずっと座って見ていた。
なんでいつもイジワルするんだろう?
なんでいつも汚いみなりをしているんだろう?
なんであんまりしゃべらないんだろう?
なんで友達がいなくていつも一人なんだろう?
答えなんて出ないんだけど沢山考えた
実は先生から6時までって言われてるから、どうやってその事を伝えよう? すこしやだな・・・・
戸田はちょうど運動場手前のサッカーのゴールのあたりを疲れ果ててとぼとぼ歩いていた。
「戸田く〜〜ん」
しのぶは意を決したように戸田の方へ駆け出した
「戸田君、もう今日はいいって・・・・ 6時だし」
「・・・・うん」
驚く事に戸田は泣いていた
泣いている事を最大限隠そうとしていたと思われるが確かに泣いていた。
しのぶは無言で戸田と並んで校庭を校舎に向けて歩く、
何となく戸田が泣いている事を知らない振りをしていたほうがよさそうだ、
「はい」
歩きながらしのぶは戸田にイチゴ味の大玉の飴を差し出した。
戸田は無言のまま歩き続け受け取ろうとはしない
「は い っ!」
しのぶは戸田の手のひらを無理やりこじ開け飴を握らせた後一目散に校門に向かって駆け出した。
おわり


翌日から戸田を注意深く観察したんだけど、まあ地味なんだけどそれほど嫌がらせをしないようになった
もちろんみんなから嫌われていて孤立していたのはあんまり変わらないんだけど、
で、運動場走りの罰はうやむやのまま無くなったみたいだけど戸田君には良い薬になったのかな?
って言うか今回こじつけにムリがあるし。